Noh Stage of Homma Family

オフシーズンの静けさだけではない寂しさ

30年以上佐渡に毎年来ていますが始めて立ち寄りました。観光地としては手入れが十分ではありませんが維持はお金がかかるのでたいへんだと思います。向かいの能楽の里は今は別の施設となったようで観光向け施設でないようでした。 以前、ミルク工房の軒下を借りて一晩過ごさせていただいた時、能楽の里は建設中でした。私には時の流れを感じさせてくれる場所になっています。

今でも現役の能舞台のようです

道の駅 芸能とトキの里の向かい。 門から入る時も少し荒れた感じがする屋敷でしたが、もともとは城主の家柄でもあったという佐渡宝生流家元の本間家の屋敷。明治18年に再建されたもので、今でも現役の能舞台のようです。

今も続く（たぶん）名士の私有能舞台

佐渡では能という日本の伝統芸能を身分の高い人ではなく一般の農民らも楽しんだそうで、佐渡には多くの能の舞台が存在します。能は神にささげる芸能であったため、舞台には必ず神の宿る木とする松が描かれているそうです。 本間家能舞台は個人宅が持っているステージだそうです。一般公開はされていないとのことでしたが、舞台は雨戸がしまってはいたものの、門戸は開放されており、敷地には入ることができました。欄間に家名を...

本間家能舞台

道の駅　芸能とトキの里のすぐ向かいにあります。音響用の甕（かめ）が床下に埋められてある本格的なもので、個人所有の能舞台としては全国でも珍しいもののようですが、天戸が締まっており、中は見えませんでした。

歴史ある能舞台です。

昭和天皇や中曽根元総理も訪れた能舞台です。特に大きな能舞台では有りません。普段は雨戸が閉まっており、中が見えないのが残念です。